ポルシェ996ターボのリフレッシュ
もうすぐそこに春が来ているのに今年の冬はしつこいですね。雪もいい加減降らなくていいです。
さて、今回はポルシェ911(Type996)ターボのフロント周りの補修です。
一見綺麗なのですが、無数の飛び石傷がありました。
バンパーもご覧の通り。星の数ほど傷があります・・・。
これをある程度までサンディングしていき、削りきれない部分はパテで補修という流れになります。
バンパーやヘッドライトなどを外し各パーツごとにサンディングに入っていきます。
「全部サンディングして色剥いじゃえばいいじゃん」って思う方もいるかと思いますが、その辺は微妙なところでして、できるだけ
鋼鈑をむき出しにして空気に触れさせたくないのが本心です。
新車のラインでしっかり防錆処理をしてあるのにわざわざ剥いでしまうのも勿体無いですし、サフェーサーだけで綺麗な面が出せるかどうかも難しい気がします。
色々な補修方法があるのでどれが正解とは言い切れませんが、状況に合わせて作業するしかないですね。
先にフロントバンパーと左右のミラーハウジングを塗っておきました。
翌日ボディーの塗装へ。
930や964みたいにフェンダーの盛り上がりがキツくないのでフードを外さず塗りました。でも難しかった。。。
じっくり乾燥を終えてから組み付け&磨き作業へ。「いつかは磨きの必要無い仕上がりを」と思っているのですが、なかなか難しい。というかそれが実現できれば神業と言えるくらい不可能に近い世界。
新車ラインでも多少のゴミは不付着するんですから、町工場レベルで「ゴミ・ブツなし」はちょっと・・・厳しいです(笑)。
はい。という訳で無事完成となりました。S様。毎度ご利用ありがとうございます。数々のポルシェを乗り継いできただけあってポルシェに対する愛情が感じられる車体でありました。ポルシェのDVDまで貸して頂きありがとうございました。整備と塗装が終わってやっと気持ちよく乗れますね(笑)。お気をつけてドライブを楽しんでください!