958カイエンSを同色化

昨年のカイエンディーゼルの同色化の記事を見ていただいたお客様から、カイエンSを同じようにターボバンパー装着&オーバーフェンダーやその他素地部分の同色化をしたいと言うお問い合わせをいただきました。

嬉しいですね~僕が書くような駄文でも次の仕事に繋がるのは本当に嬉しい事です。

入庫時のノーマルの状態です。

早速バラシに入ります。

フロントバンパーは純正のターボバンパーAssyを用意していただいたのでSのバンパーは使いません。

各ドアのモールを外してからオーバーフェンダー~サイドシルパネルの順で外します。

サクサク外している様に見えるかもしれませんが、それなりに時間は掛かります。ただ、何処を引っ張って外せばいいかを「知っている」と「知らない」とでは大きな違いがあって、前回の作業がかなり役に立ちました。

ドアモール。黒い部分を白い部分と同じ色と質感に仕上げます。素地の目を潰しサフェーサーを吹いて下地を作り上げるのですが、何度やっても地味な作業です(笑)。

この時期は預かりのパーツや交換するパーツが多く、部屋一つがパーツで埋め尽くされます。

そして塗装へ。リアバンパーはマフラーの部分とセンターの部分は素地を残してディフューザー感を出しました。

オーバーフェンダーは純正オプションのワイドタイプの物をペイントしました。

フロントバンパーは左右の下の部分のみペイント。

ヘッドライトウォッシャーカバー。元々のバンパーにもヘッドライトウォッシャーは付いていましたが、ターボバンパー用のウォッシャーカバーは若干形状が違います。備忘録として品番を記しておきます。

ヘッドライトウォッシャーカバーLH 95862830300

ヘッドライトウォッシャーカバーRH 95862830400

ヘッドライトウォッシャーサポートLH 95862818510

ヘッドライトウォッシャーサポートRH 95862818610

ノズルはSの物を使用できますが、ターボバンパーはヘッドライトウォッシャーが必ず付いている(はず)ので上記のパーツはセットで購入する必要があります。4点で¥10000くらいです。

はい。ターボバンパー付きました。やはりこの大きなダクトが堪らないですね。ビフォアと比べてみてください。

ホワイトはブラックに比べて塗った箇所がはっきりと判るのでやりがいが有りますね。

で、ターボバンパーに交換する際に注意が必要な事がありまして、「デイライト」についてです。

元々、国内仕様のターボ・GTS以外のカイエンにはデイライトの設定がありません。(ターボ・GTSはヘッドライト内にデイライトが装備されています)

一応配線は来ているのですが、コーディングをしない限りデイライト化は出来ない事になっています。前回入庫していただいたカイエンディーゼルは並行輸入車だったのですでにデイライト化はしてあったのですが、ターボ用のライトに交換するとポジションライトが点かない事になります。

ノーマルのライトは4ピン(マイナス、デイライト、ポジション、ウィンカー)なのですが、ターボ用はマイナス、ポジション、ウィンカーの3つしかなく、車体側のデイライト配線がライト側のポジションに繋がってしまう配線構造のようです。ここの部分はウチではいじれない内容だったので、ガレージ宮の森さんに相談に乗って頂き配線の加工をしていただけました。ただ、コーディングによるデイライト化はできませんでした。残念ながら札幌にはコーディングできる機械を所有しているショップは無いみたいです。

ウェルカムライトやパーキングライトは問題なく使用でき、エラーの警告も出ませんでした。

後にオーナー様がターボ用(デイライト付き)のヘッドライトを購入された様で、ガレージさんで配線加工していただき無事デイライト化できたそうです。電装関係の作業は知識のあるショップにお願いするのが一番ですね(笑)。

T様、この度は弊社をご利用いただき誠にありがとうございました。今後とも弊社とガレージ宮の森さんを宜しくお願いいたします。

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