錆地獄(カプチーノ編)

お盆休みも終わり、もうすっかり気分は秋ですね。過ごしやすい季節です。

今回は5月連休明けに施工したカプチーノの作業の模様をお届けします。

オーナー様、ブログアップが遅れてしまい、大変申し訳ございませんでした。酷い状態の写真がやっと発見されたので、今頃になってしまいました。

入庫時は一見綺麗ですが・・・。

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左右サイドステップ周辺の錆が気になりだしたということで、いざ下を覗いてみますと~

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うわー

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ぎゃー

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・・・・・・。

 

凄まじい腐食ですね~。助手席のフロアは落ちる寸前。フロアマットの下は雨水でベショベショでした。本来ならインナーパネルやフロアなどの交換になりますが、今回は応急処置ということで、溶接やFRPを駆使して穴を塞ぎ・・・いや、パネルを製作することになりました。

これだけ腐食が進んでいると、削れば削るほどボロボロ落ちてきます。泥も大量に出てきました。溶接するににも下処理が大変です。作業をしやすいように、左右のドア、シート、タイヤなどを外していきますが、見れば見るほど新たな穴が発見されます。

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どこまでやるかをお客様と十分話し合い、現状と作業方法・再発の恐れがあることなどを十分に理解していただいた上で、溶接開始です。

塗装は外側のみ、フロアなどの内側は穴埋めして防錆処理した後アンダーボディーシーラーを塗布して終わりとさせていただきました。

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そして塗装です。

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ドアを外した状態の塗装は楽ですね。とても塗りやすかったです。フロントフェンダーの下に付くサイドカバーはアルミ製なので腐食はありませんでした。このカバーの裏側が製作したと言っても過言ではないパネルになります。フロア裏もしっかり補強してアンダーボディーシーラーを塗布済み。

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いい感じに復活しましたね~大穴が開いていたとは思えないですね(笑)。

この車体はオークションで本州から取り寄せたみたいなんですが、まさかこんな事になっていたとは思いもしなかったでしょう。怖いところです。

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K様、この度はブログにアップさせてくださいと言っておきながら、3ヶ月もお待たせしてしまって申し訳ございません。この手の車体は(ビートやロードスターなど)人気がありますが、如何せん錆がポイントになってきます。雨水の浸入した形跡があるところは疑ったほうがよいですね。参考に貸して頂いた本が役に立ちました。有難うございました!!

注)錆の修理にあたりまして、完璧に錆を抑えることは出来ません。あくまでも応急処置です。今回のケースように腐食が進んでいる場合は費用と時間もかかってしまいます。

気になる箇所がございましたら、まずはご相談ください。修理方法など一緒に考えましょう!

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錆地獄(カプチーノ編)” に対して2件のコメントがあります。

  1. TAKEshi より:

    これはこれは大仕事お疲れ様です。
    これほどの錆でダメージを帯びた車の復活は初めてみたかも。
    以前にジムニーのJB31シェラを乗っていて、錆で泣く泣く手放しましたが。
    う~ん。あの時直せる費用さえあれば・・・今思うとジムニーが惜しまれます。

  2. 圭介 より:

    TAKEshiさん。
    どもです。ジムニーも錆ているのをよく見かけますよね。
    海沿いの街ならなおさらでしょう。
    付着した泥がサビの原因になることもあるらしいですよー。
    後ほどアップする予定ですが、今入庫している車もヒドイんです(泣)。

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