帰ってきました。
毎度のことですが御無沙汰しております。洋介です。
最新の記事でも少し触れておりますが、8月の1か月間、入院しておりました。
日頃の不摂生が祟って~という話であれば自業自得なのですが、そうではありませんでした。7月上旬からずっと微熱が続き、市販の解熱剤でごまかしながら仕事をしていたのですがいっこうに熱が下がらず、これはマズイかもということで病院で血液検査やエコー検査などをやってもらいました。
後日病院から連絡を頂き、「大きい病院で詳しく調べたほうが良い」とのこと。紹介状をもって訪れたのは血液内科。あらためて詳しい血液検査をし、「即入院」となりました。
ふつう社会人として生活している人で「即入院」できる人はいないですよね。僕もそうです。仕事も妻子もある訳で。「ちょっと待ってください」と頼み込んでなんとか2日間の猶予をもらいました。「その間に何があっても全て私の責任です」という念書に拇印を捺して。
僕が主に担当していた仕事をなんとか仕上げ兄に引き継いでもらい、家の事は妻に頼るほかありませんが、有難いことに妻の両親が交代で家に泊まりこんで手伝ってくれる事に。こういうことでもないと、自分がいかに恵まれた環境にいるかを確かめることができない自分を情けなく思いました。
担当の先生はなんでもハッキリと伝えて下さる方で、「最悪の場合」という前置きで伝えられた病名は僕でも知っているようなシャレにならないものでした。その当時の僕の身体の中でおこっていた症状は、色々な角度から疑ってかからねばならないものだったそうで、それらを的確に見極めた上で、慎重に治療を進めてくださいました。
産まれて初めての入院でした。何もわからない僕に同室の方々は大変良くして下さり、ご自身も大変な病気と闘っているにもかかわらず、励ましの言葉を沢山いただきました。特に女性はいつも明るく、互いを励まし合いながら笑顔を絶やさない姿には頭の下がる思いでした。
1か月の間には本当に色々なことがありましたが、家族をはじめ多くの人に支えられてなんとか帰ってくることができました。仕事の面では、親兄弟に大きな負担をかけてしまっただけでなく、お取引先やお問い合わせ頂いたお客様をながらくお待たせしてしまい、その影響は今現在も続いています。妻は一度も弱音を吐かず、息子は1カ月の間一度も熱を出さずに保育園に通ってくれました。義理の両親は妻子の暮らしをフルサポートしてくれた上に、毎日のようにメールで励ましの言葉や息子の近況を伝えてくれました。無事退院を迎えた日、1か月前に入院した時と同じ服装で帰ることができました。今年は残暑が長く居座り、夏が大好きな僕にはなによりのプレゼントでした。この1カ月のうちに息子は歩くようになり、毎日ものすごい速度で成長しています。
帰る家があり、仕事もある。当たり前の生活を取り戻すことができたのは本当に幸運なことだったと思います。仕事や家庭がある立場に居ながら、自己管理がしっかりとできていなかったという面ではやはり自業自得といわなければならないかもしれません。この経験を無駄にしないよう、毎日の生活を大切にしていきたいと思います。
この場を借りて、皆様本当にありがとうございました。
このブログを見て驚きました・・・。
当たり前の毎日が、どれだけ貴重なものなのか、何か起こらない限り、自分では気がつけないものです
よね。
ひとりで何でも出来ると思っていた自分も、2年間の海外生活で、自分の無力さに気づかされました。
年を重ねるたびに、考えさせられることが多いです。
退院、おめでとうございます。
元気な姿を拝見させてもらいに伺いますね!!!
K様コメントありがとうございます。
ご返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
幸い後遺症など一切残らず、現在は以前と変わらず働くことができております。
海外での貴重な経験と違い、病気の克服はあくまでもマイナスからゼロに戻るだけのことですが、それでも多くの事を学んだと思ってます。平凡な日常は最高です。
また札幌にいらっしゃる機会がありましたら、是非お立ち寄りください。お待ちしております。
洋介