M35ステージアの同色化です
日産ステージア。国産ステーションワゴンの中ではM35にモデルチェンジしてからラグジュアリーな1台ですね。ゆったりと大人の雰囲気をかもし出すインテリアは日産ならではでしょうか。
そんなM35ステージアにも何種類かグレードがありまして、大きく分けてノーマルタイプとスポーティな「アクシス」、更にオフロードっぽさを意識した「AR-X」の3種類に分けられます。
今回はこの中の「AR-X」のバンパーとオーバーフェンダー、サイドステップなどをボディーと同色にして欲しいというご依頼です。
写真でもわかるように、装着されているオーバーフェンダーなどがグレーの素地になっていますね~。
この部品を外して塗装するわけですが、素地なだけに肌がボコボコしています。これをサンディングして
平滑にして、サフェーサーを塗布してさらにサンディングを2回行います。
ボコボコのまんま塗ってしまうと、なんか違うなって感じがします。あくまでも好みの問題ですが・・・。
パーツの点数からすると、14点?だったかな?全てサフェーサーを入れます。
肝心の塗装後の写真を撮り忘れてしまいました(汗)。すみません。
色はKY0。日産の代表的なシルバーですね。色あわせは難しいですが、いい感じに合ったと思います。こう言った感じの塗装を行うときに、注意しなくてはならないのが、パネルの修理暦です。
たとえば、リアバンパーを塗装するときに左のリアフェンダーで色を合わせたとします。実際にバンパーを塗って左側とは合っているけど、右側とは合っていないということがあります。実は色合わせに使った左リアフェンダーが一度修理されていて、その色に合わせてしまったために右側と違って見えるといった事例が多々あります。こう言った場合、どこで色を合わせるか非常に悩みます。場合によっては3色ほど作ることもあります。パッと見て色が合っているかいないかが重要で、「ココは修理してあったから合っていないんですぅ」なんて説明されないとみんな判りませんよね。
非常に泣かされる作業です(笑)。
さて、無事組みあがりましたね~アクシスと同じじゃないかって?
上手く説明できませんが、色んなところが違うんですよ(笑)。フロントバンパーなんかこっちの方が落ち着きがあって良いんじゃないでしょうか。
車高もアクシスに比べると高いですね。私はオーバーフェンダーが付いている方がボリュームがあって、断然好きです。オーナー様にも喜んでいただけました。
T様。前回の修理につづき、2度目のご利用ありがとうございました。
無事作業できて安心いたしました。今後ともよろしくお願いします。