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R34 スカイライン ストラット周辺の錆板金・塗装専門店|前田自動車.jp

category : 自動車 板金・塗装施工例 2013.1.22 
あけましておめでとうございます。
新年最初の修理記事は、仕事始めの7日に入庫しましたR34スカイラインのフードレッジ、ストラット部分の錆修理です。
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過去2度にわたる入庫を経て、ほぼ窓下塗装を施工させていただいているR34スカイライン。遂にルーフとAピラーに着手ですか?と思ったら、オーナー様の優先順位は一貫して、「錆の進行が酷い部分から」です。

以前から気になる個所としてご相談をいただいておりましたフードレッジ。例によってはじめの状況を撮影せずに着手してしまうという失態を犯してしまいましたが、ストラットタワー周辺が錆で盛り上がり、一見するとこのままではいずれ抜けてしまうのでは・・・?という状態でした。
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左右ともほぼ同じように錆びている状況を見ますと、R34の特徴的な症状と言えるのでしょうか?事前に持参して頂いた資料は、とあるショップ様のウェブサイトをプリントアウトしたもので、作業の手順を詳細に紹介しているところからも豊富な経験と高度な技術が窺い知れます。
ストラットタワー部の切開をおこなうのは初めての経験です。資料がなければ恐ろしくて手を掛けられないような部分ですが、まずはオーナー様の計画に従い運転席側から切開を開始です。
表面の1枚目を削っていくと、まず真っ黒に錆びた層が露出します。ここが錆びて膨張して表面のパネルを持ち上げてしまっているようで、その下から出てくるパネルは多少表面が錆びているとはいえ、パネルの厚みもあるので大丈夫そうです。もしここまでザクザクの状態だと弊社では正直お手上げの状態ですが、タイヤハウス側から覗き込んで確認した際に、おそらく2枚目のパネルは大丈夫だろうと見ておりました。
大体の状況は予想がつきましたので、まずは1枚目のパネルをひたすら切除。真っ黒な層は貫通型のマイナスドライバーをハンマーで叩き、ノミの要領で剥がしていきます。姿を現した2枚目のパネルは表面に浮いた錆をベルトサンダーで除去し、錆転換剤を塗布しておきます。
分厚い2枚目のパネルが当たっていない部分はドライバーを打ち込んだ際、簡単に貫通してしまいました。
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ここはタイヤハウス側から、作成した部材をあてて溶接することにしました。溶接後、エポキシ系の錆止め(赤い塗料です)を塗布し、接合部には今回パネルボンドを使用しました。通常のシーラーよりも強く、防錆効果も期待できるということです。
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ジャッキを少し下ろして、今度は切開したストラットタワー部分の部材を作成、溶接です。作成したパネルをまずは「点」で溶接し、オリジナルのラインに沿ってハンマーで成形しては溶接していきます。アウトラインをグルッと溶接した後は、ドリルで先程作成して貼り付けたパネルに穴を空け、2枚目のパネルと溶接しました。本来であれば、ここはスポット溶接ですが、設備・機材の都合上、難しい旨をオーナー様にご説明し、上記の方法をとらせて頂きました。
ここで一旦オーナー様に作業状況を確認して頂き、状況を説明させていただいた後、助手席側の作業も開始です。助手席側の錆も運転席側とほぼ同じような状況でしたが、貫通してしまった個所が大きく、立体的な部材の作成には時間がかかってしまいました。
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両側とも下地が完成したところでようやくブースに入り、塗装作業です。マスキング作業も不慣れな個所は時間がかかってしまいますが、あともう少し。高温で乾燥させようとすると、シーリングした部分が発泡してしまうおそれがあるため、低温で時間をかけて乾燥です。
フードレッジの防錆作業は今回が始めてでしたが、オーナー様からの情報提供にも大変助けられ、なんとか納車となりました。
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2度目3度目の入庫となりますと、過去の作業箇所の状況がどうしても気になるものです。とくにこちらのR34は錆の修理での入庫がメインですので・・・。
正直に申し上げますと、錆が再発している個所は残念ながら何箇所かあります。こちらからは言い出しにくい話題ですが、オーナー様いわく、「あの時修理していなかったら、もっと酷くなっていたから」というお話をしてくださいました。再修理にしても完璧なものはないため、オーナー様と私達の考え方が合致したときに修理をさせていただくというスタンスになってしまいます。
今回の修理も、初経験だったことも含めましてHPでご紹介させていただくのは控えさせていただくつもりでしたが、オーナー様のご希望でアップさせていただくことになりました。オーナー様がHPにアップすることを希望された理由は、「同じR34に乗っている方々に少しでも参考になるような情報を提供したい」という思いからでした。
弊社を信頼して愛車を入庫してくださり、弊社の設備や技術的な限界もご理解いただいた上で、情報提供など様々な形でバックアップして頂き一緒になって修理していくプロセスは、我々にとっても大変有難く、新たな課題に目を向けさせて頂く機会になっております。
T様、今回も貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございます。次回はバックパネルの防錆ですね。なかなかルーフの塗装まで辿り着けませんが、今後とも末長いお付き合いをどうぞよろしくお願い致します。修理のお問い合わせ以外でも、気軽にお立ち寄りくださいね。お待ちしております。


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