日産 ラシーンの全塗装です(後編)
はい。というわけで、塗装に入るのですが。今回はパーツが多いのと4色も塗らなくてはいけないいので、同色のパーツから塗装していきます。
まずはバンパー、ルーフレール、アウターハンドルetc・・・
この長い棒はルーフレール(笑)。
塗装のセッティングは毎回頭を使います。風圧で
揺れないように且つ全体をまんべんなく塗れるように。
これらのパーツはご指定いただいた濃い目のシルバーに塗装しておきました。
次は、タイヤキャリアとルーフモールを塗装するのですが、タイヤキャリアの腐食具合がよろしくない状態でして、サンドブラストをしました。
と言っても、サンドブラスターの箱に入るわけもなく。弟が考えた末、エアロパーツなどを梱包してくる大きな厚手の透明ビニール袋にキャリアとブラストのガンを入れて、ドシャーと吹いておりました(笑)。
おかげさまで綺麗に塗ることができましたよ。
これらは半つやのグレーに塗装しました。
さていよいよ本体の塗装に入ります。割と角ばっている形状なので、クリヤーの塗り残しや塗りすぎに注意を払わないとやり直しになってしまいます。
個人的には難しい被塗装体だと思います。
この色が「ドラえもんカラー」といわれている色です(笑)。いい色ですね~
この日はここで終了。翌日はドアなどの塗装に入ります。
まずは裏側を塗り~また一晩置きます。
この時期はその他の作業やタイヤ交換時期も重なっていたため、このように一つ一つの作業をこなしていくしかありませんでした。オーナー様から「焦らずじっくりやってください。」という言葉をいただき甘えさせていただいちゃいました。
パネル裏にクッション材を入れて「浮いている状態」を作ります。エッジまで綺麗に塗れました。
磨きの手順を考えながら組み付けていきます。外した状態で磨いておきたいモノは早めに磨いておき、納得いかないパーツやパネルは再塗装。そうした作業を繰り返し、だんだんと元の姿に戻っていきます。磨きは下地と並ぶくらいに地道な作業で、いくつもの工程を順番に進めていきます。講習などにも参加して工程や機材・材料の見直しを繰り返していますが、やはり個人の技術と辛抱強さかな~とも思います。これからも勉強です。
今回もう一か所、オーナーさんのご要望でメーターパネル類の塗装もオーダーいただいてました。専門店では定番のメニューのひとつだそうで、今回はツヤありのブラックで塗装です。内装に関しては今後も色々と計画があるみたいです。たのしみですね。
朽ち果てかけていたリヤマフラーは、オーナーさんのお持ち込みで専用の社外マフラーに交換です。見た目はもちろん、サウンドも低音が少しだけ強くなってイイ感じです。ラシーンは社外パーツもかなり充実しており、これはハマると大変ですよ。ホントに。
お待たせすること2ヶ月半、ようやく納車となりました。作業が遅れてしまった言い訳をし始めればキリがないですが、じっくり作業をさせてくださったオーナーさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。仕上がりを見ていただき、弊社に依頼して良かったと言っていただける喜びは、なんとも言えない充実感に満たされます。
今後も愛車を維持していくお手伝いをさせていただけたらと思います。S様、この度は弊社をご指定いただき誠にありがとうございました。近くにいらした際は気軽にお立ち寄りください!
こんにちは。ラシーンオーナーのSです。
この度はこんなに綺麗に仕上げてくださってほんとにありがとうございました。
一度作業途中でおじゃまして下地作業の状況を拝見させていただき、とても丁寧な仕事ぶりに感心しておりましたが、こちらのブログにて全体像を見せていただくと改めて大変な作業だったことが解ります。お疲れさまでした!
最近は通勤で駐車場に停めて車を離れる際についつい立ち留まって我がラシーンを眺めてはホレボレしている毎日です(笑。
そうそう、後日メーターのバックライトを青色LEDに替えました。艶ありブラックに塗装していただいたメーターパネルとマッチして・・・ちょっとチャラ目になってしまいました(笑
ハンドル交換とクリア塗装も時期をみて♪
と、愛車ライフを満喫している昨今です。今回は本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
S様
あけましておめでとうございます。
こちらの手違いで頂いておりましたコメントがしばらくの間、ネット上にアップされておりませんでした。誠に申し訳ございません。
作業がなかなか進まず苦しんだ全塗装でしたが、作業途中に御来店いただいた際に、本当に仕上がりを楽しみにしていらっしゃる姿を見させていただき、またメールのやりとりにおきましても毎回励ましのお言葉を頂き、なんとか完成させることができました。
作業の内容が非常に濃かったこともありますが、一台のクルマにこれだけの愛情をそそいでいらっしゃる方の思いに触れさせていただき、微力ながらもお手伝いさせていただきましたことは、私たちにとって大変貴重な経験となり、思い出深い一台となりました。
S様、今後とも末永いお付き合いよろしくお願いいたします。
洋介