アウディQ7の補修です
久しぶりの修理記事ですね(汗)。色々ネタを考えながら作業しているのですが、なかなか画が思い浮かばず作業が終わってしまう日々でした。すみません。
今回はアウディQ7のS-line。ボンネットにヘコミ、前後バンパーに塗装割れ・・・などの修理でご入庫頂きました!
知らないうちについていた傷やヘコミは結構あるものです。
特に、一戸建ての玄関前に駐車してある車は要注意。お子様やそのお友達が頻繁に自転車などで出入りする際に擦ったり自転車を倒してしまったりする例がありました。
子供を責める訳にもいきませんが、自分の子供達には車の乗り降りの際に厳しく注意しております。
さて、Q7ですがボンネットはアルミでした・・・見づらいですが何かで叩かれたようなヘコミが。
慎重に板金してパテを盛ります。
バンパーは横から押されて塗装にヒビが入ってしまったようですね。
フロントバンパーにも同じ様なヒビや傷がありました。
早速残後バンパーとも外し、分解していきます。
毎度ながら、アウディのバンパーを外すには沢山ビスを外さなくてはなりません。
モデルによって違いはありますが、最近はどのモデルも大体同じ感じに装着されてます。
ただ、脱着・分解だけで結構時間がかかってしまうんですね。
後はひたすらサンディングしてパテを薄く塗ってサフェーサーを塗装する準備に。
グレーの部分がサフェーサーを吹いて下地を作り直した箇所です。
なんだかんだで、広範囲になりましたね。
ボンネットはこんな感じに。
これを焼いてから平滑に研ぎ、塗装の準備へと移ります。
車高が高く、大きなパネルですから腕が疲れました(笑)。
ソリッドカラーの場合、クリヤー塗装をしない1コートで仕上げる場合と、クリヤー塗装をする2コートで仕上げる場合があります。
難しい話はしませんが、1コートで仕上げられる塗料と、クリヤーコートしなくてはならない塗料があるんですね。
損傷箇所が小さく狭い範囲でボカシたい時は、サフェーサー周辺までを色づけして、最後にパネル全体をクリヤーで覆う方法が主流です。
パネル交換や全体にサフェーサーが入っている場合は、丸々1枚カラーベースを塗らなくてはならないので、1コートで仕上げることもできます。
ここの判断は、元々の塗装が1コートなのか2コートなのかによります。
アウディの場合、しっかりクリヤーコートされているので、2コートで仕上げました。
最近は気温が下がってきたので、ブースに温風を使うかどうか迷います。
そのときは塗料の使用量とクリヤーに相談ですね(笑)。
という訳で、無事完成です。
M様。この度はご入庫ありがとうございました。
今後とも前田自動車を宜しくお願いします!