VW T5 カラベルの入庫です

今回はフォルクスワーゲンのカラベルという日本では正規販売されていない車が入庫しましたので、その修理の模様をお届けします。

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T5とはType5の意味で、今でも高値で売買されているType2の系譜であり、日本向けに発売されたヴァナゴンはT4になります。

今回入庫したカラベルは驚いたことに、なんとオーナー様自らイギリスのVWディーラーから個人輸入された、正真正銘の新車です。日本でもカラベルを扱っているショップはあるようですが、如何せん高いのですね。
ドイツ本国VWのラインナップの中では商用車のカテゴリに入り、T5は更に貨物用の「トランスポーター」、乗用の「カラベル」、ハイエンドモデルの「マルチバン」、キャンピングカーの「カリフォルニア」の4つのグレードがあるそうです。
が、しかしイギリスのVWでは違う扱いでして、
ドイツのマルチバン=イギリスのカラベル
ドイツのカラベル=イギリスのトランスポーターシャトル という事でした。
なので、このカラベルはドイツで言う右ハンドルの「マルチバン」なわけです。
「そうた兄ちゃん」こと、岩城晃一氏はカリフォルニアを所有しており、キャンプやバイクレースの際に使用しているとテレビで言っていました(笑)。
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正規輸入されていない車種は・・・このようにぶつけてしまった場合・・・。
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「部品の手配が恐ろしく遅い」という問題が。
バンパーが裂けてしまい、修理ではリフレクターレンズ周辺の強度に不安が有るため、交換となってしまったのですが、ディーラーで部品を注文したところ5ヶ月もかかってしまったそうです(恐)。
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リインホースメントも若干損傷がありましたが、修正しておきました。
備忘録として、バンパーの外す手順は、左右テールレンズを外す→外す際はビスを抜きレンズ自体を外側にずらす。次にテールレンズ下のバンパーエクステンションを外す(これはクリップを抜くのみ)
最後にバンパー本体を外す。(パークトロニックセンサーはコネクターを外さずともセンサー自体バンパーから外すことができる)
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さて。5ヶ月待った貴重なバンパー。当然、未塗装の状態ですが、サフェーサーは吹いてありました。
足付けをした後、塗装に入ります。
あ、その前にサイドマッドガードの取り付け位置に穴あけをしておかなくてはなりません。
バンパー裏から3箇所ずつあけるのですが、きちんと穴あけ位置にマーキングしてあったので安心です。
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というわけで塗装完了。
ついでに、バックカメラ用のテールゲートガーニッシュ(純正品)も塗装しておきました。
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真ん中の四角い穴にバックカメラが納まるようです。
やはり大きな車にはバックカメラは必須ですね。っていうか、僕はバックモニター無しでは恐くて嫌です。
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このサイズで2.0L ディーゼルは魅力的ですね!
内装もかなり豪華で広々でしたよ。
各メーカーには日本に輸出していないモデル(グレード)が一つはあるのですが、VWにはもう一台、
「アマロック」というピックアップが存在するのです。
僕が子供だった頃、父がハイラックスに乗っていた影響でいつかはピックアップが欲しいと思っていた事をカラベルオーナー様に話したところ、なんとアマロックのカタログを譲ってくれたのです。
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UKフォルクスワーゲンのカタログです。これも2.0Lのディーゼルでマニュアルという素敵な仕様。
実際に買うのは夢のような話ですが、いつかは好きな車を個人輸入してみたいと思うきっかけとなったことは間違いないです。
その為にも一生懸命働くしかないですね(笑)。
S様。この度はご利用ありがとうございました。島国であるが故の大変さ、そこを乗り越えた上で手に入れた満足度は格別だと思います。
これからも末永いお付き合い宜しくお願いいたします。

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