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前田自工の先代話その1
関東大震災の年に生まれ、昔の製薬会社のコマーシャルじゃないですが、先代の事です。
父は本当に器用な人で、鈑金も塗装も実は独学なんです。このスプレーガンは今じゃ下塗りにも使わないような吸い上げ式のガンですが、このタイプのガンで何十年も塗装していました。
昔クリアーが出たのは昭和40年代と記憶してますが、メタリックも縦横斜めとスプレーしてクリアーなんて塗布しませんよ。実にみごとなガン捌きでしたね。私もできますが、父にはかないませんでした。
今はマニュアルとデータの時代、ガンも塗料も信じられない性能をもっていますね。 でも塗り屋の個性が出しずらくなっているんです。いまは、ある程度経験を積むと、結構鏡面肌も造れるようになります。
息子達には云えませんが、個人的には鏡面より一昔前のフェラーリのようなちょっと肌のあれた、塗膜の厚いロッソ(赤)が好きですね。父の影響かも知れません。しかし時代の流れ、この技術は封印しておきます(´~`ヾ)
次回は鈑金についてお話しましょう。
2008年4月23日 前田自工 | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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