ランクル200にブランニュー - 前田自動車.jp

ディーラーに納車される前ですから当然ナンバーも発行されていない訳で、弊社でエアロパーツを装着してからトヨタさんが車検を取る段取りとなり、このときに構造変更も申請しておきます。

よく「納車と同時にフルカスタムしました～」とかブログで報告しているのを見かけますが、よくやるなぁ～と関心してしまいます。心配性な人は凄く重荷に感じるかもしれませんが、多少心配性なくらいがこの仕事は向いているかも。

仕上がりの良し悪しを決めるのは最終的にはお客様なので、お客様の理想を常に超えていなければなりません。これは心配性な性格でないと実行するのは中々難しいと思うのです。

さて、フルカスタムの内容ですが、外観はブランニューさんのデモ車と同じ仕様にすることを目指しました。エアロはもちろんマフラーとホイールも全てブランニュー。この２４インチのアルミが一番高価でしょう。

エアロ以外に塗装しなくてはならないのがグリルとドアミラーです。ドアミラーは塗装ついでに社外品のウィンカー付きに変更しました。塗装のクォリティーを上げるため全て分解して隅々まで塗装します。 

２４インチのアルミを履かせるために、若干の加工をしなくてはなりません。ＺＸグレードはハイトコントロール（車高調）が標準装備されており、ＬＯＷ、ノーマル、ＨＩの３段階の調整が可能なんですが、その落差がノーマルからＬＯＷに切り替えたとき、フロントで60ｍｍも落ちます（汗）。

よって２４インチを装着するとこのようになり、フロントのハーフスポイラーはタイヤと干渉してしまうのでカットが必要です。

個体差はありますがフェンダーライナーも干渉する場合があるようです。見た目はコレくらい落ちているほうがカッコイイのですが、走行中だとオーバーフェンダー干渉してしまう恐れがありました。そのためデータシステムから発売されているエアサスコントローラーを装着したようです。このキットだと前後独立して１６段階に調整ができるので、絶妙な低さを演出できます。

エアロのフィッティングも終わり、いよいよ塗装です。今までのブラックと違いパールホワイトなので色合わせにも塗装にも時間がかかりました。パールを塗る回数によって色味が変わってくるのでしっかり集中して塗らなくてはいけません。疲れます（笑）。

塗装・乾燥が終わり組み付けです。今回は二度とエアロを外さないことを想定しているので、装着方法も両面テープではなくボンドによる接着を行いました。新車にボンドをべたっと貼るのは少々気が引けますがより確実な方法かと思います。メーカー側も両面テープで固定とは書いておらず、シーリングで固定と記載してあります。 ３回も装着しますと、どこに隙間ができるとかどこを削れば良いとか大体想像がつきます。

一番厄介なのがやはりフロントスポイラーです。フォグランプ周辺とナンバープレート周辺がどうしても隙間が出来てしまいます。ここは相当時間をかけて加工しておいたのでキッチリ収まりました。フォグランプからの光漏れもありません。

毎晩残業してようやく納車です。ここからは一度ディーラーに納車されて車検や配線の加工、ＨＩＤの装着などまだまだ作業があり、さらにその後タイヤショップでマフラー、サスコン、ホイールなどの装着があり、更に更に（笑）その後ガラスコーティングというフルコース。

全ての工程が無事終了し、先日弊社に寄って頂きました！

もう言葉は必要ないですね。

じっくり画像をご堪能ください。 

メッキ処理されたルーフレールとリアバンパーガーニッシュも装着してありますね。もう弄る所はないと思ったのですが、ブレーキキャリパーも予約したとか・・・。ここまでフルカスタムされたランクル２００は北海道ではそういないでしょう。総額１０００万越えですからねぇ。いろんな企業や人の作り上げた苦労の結晶だと思います。人間ってすごいな～ってつくづく思いました（笑）。

Ｔ様。この度はご利用ありがとうございました。会社の車まで沢山紹介して頂きまして、本当に感謝しております。作業は緊張の連続でしたが、気に入って頂けたのが何より安心しました。今後とも宜しくお願いいたします。