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フェラーリ360モデナ!!
まさかこんな超高級車に触れる日が来るとは夢にも思いませんでした。
あまりにセレブすぎる車なので正直、請けるかどうかみんなで悩みました・・・。 が、せっかく訪れたチャンスを逃したくなかったし、何事も経験です。
経験を積まないと先には進めません!失敗しても(したくないけど)やるべきだと判断して、引き受けました。
んで、作業内容は・・・フロントバンパー下部、リヤバンパーディヒューザー部分をオレンジに塗装、ホイールをブラックに塗装してその外周にオレンジラインを入れる。 フロントバンパーのエアダム部分にカーボンの枠を取り付けついでに、ホイール同様オレンジのラインを縁に入れる・・・。
と言った内容だったのですが、お客様がウチで事前打ち合わせ帰り、愛車を某デパートの地下駐車場に駐車して置いた所、買い物から帰ってみるとリヤバンパー右部分を当て逃げされていました。酷すぎる!! (>_<)
幸い、修理で直せる程度だったのでカスタムついでに直しますが、当て逃げは最低の行為です!でもぶつけた人、焦っただろうな~。
作業のミーティングをして、まずバンパーの外し方から情報収集しなくてはなりません。 インターネットや近所のショップなどに相談してなんとか糸口を見つけられました。 タイヤも4本とも外さなくてはならないので、確実なジャッキポイントを見つけるのも一苦労でした。
リヤバンパーを外したらこんなにデカイ!このグレーの素地部分をオレンジに塗るのですが、ただのオレンジでは芸が無いので、打ち合わせの結果キャンディーオレンジに決定しました。→大変です(笑)。
いくらフェラーリのバンパーと言えども外してしまえばただのバンパー。 弟の洋介は容赦なくサンディングしてサフェーサーを塗り込んでいきます。
その間に僕はバンパー色を調色します。色の名前は「ブルーツール・ド・フランス」 ん~いい名前。
ぶつけられたリヤバンパーの補修のため先にブルーを塗っておき、次にディヒューザー部分をキャンディー塗装していきます。そのためシルバーを先に塗っておかなくてはなりません。その上からキャンディーオレンジを何度も塗り重ねていきます。
マスキングの時間を入れると、最後のクリヤー塗装までに3時間くらいかかりました。真夏だったので汗だくで作業したせいか、いつもの倍いや、3倍疲れました。塗り終えたときは緊張から解き放たれ廃人のようになっていました(笑)。
翌日、ホイールの塗装に入ります。タイヤとバルブを外しておき、下地を整えておきます。 このホイール、前後でサイズ(インチ数も)が全く違うんですねー。リヤなんて相当幅があります。
さぞかし重いのかの思いきや、すごく軽いんです!純正ホイールですがBBS製の様です。さすがですね~高いんだろうなーこのホイール。塗るのが怖くなるくらい高いかも知れないけど知らぬが仏。お値段は調べません。(^^;
ホイール両面を同時に塗るにはこのようなセッティングがベストなんでしょうか。 ホイールを塗るのはとても難しいので、いつも針金かなんかで吊るしてドブ漬けしたくなります。(笑)
やはり粉体塗装が理想的なんでしょうね。ブラックに塗り上げ一度クリヤー塗装→翌日オレンジラインを塗装してから全体をクリヤー仕上げ。と、結構手間がかかっているんですよ~。
カーボンのダクトフレームもラインを入れたあとに全体をクリヤー塗装します。カーボン柄がより立体的に綺麗になりました。
ホイールの乾燥が終わると、タイヤを組んでガラスコーティングをしてフィニッシュです。
バンパーの取り付けも終わりいよいよ完成です。 ガラッと感じが変わりましたねーヤバすぎ。フロントバンパーの下部もチラッとオレンジが見えて非常にマッチしているのではないでしょうか? お客様にも大変喜んでいただき、ホッと一安心でした。
Y様、この度は大変貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。 何もかもが未知の領域だったので不安は有りましたが、今では本当に請けて良かったと思っております。ちょっと遠いですが今後とも宜しくお願いします!
2009年9月10日 前田自工 | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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