ホーム > 自動車鈑金・塗装 , 鈑金・塗装 > ロータスエリーゼだっ!
ロータスエリーゼだっ!
先日、私の娘(5歳)が居間で寒いと言っていたので、「パパの毛布使っていいよ」と言うと、「ダニが居るから要らない」と言われました・・・。
こんばんは、工場長です。
今回は、ロータスエリーゼが入庫しました。弊社では初めて触る車種です。
左フロントフェンダーの爪の部分、ここが割れていました。
タイヤがヒットしたようですね。割れたということは・・・そう。FRPなんですね~。
入庫前に色々調べてみると、この車はなんとボディが総FRPで出来ており、シャシーはアルミ。ウィキペディアによると、重量は700kg弱らしいです。エアコンやオーディオ、パワステ、パワーウィンドなどを排除してまで軽量化に徹したいわゆるライトウェイトカーってやつですね。これはもはや快適さを度外視した高級なおもちゃです(笑)。
このフロント廻り、フェンダーとバンパーが一体化していますね。要するに、前をグシャっとぶつけた場合、ゴソっと丸ごと下ろさなくてはなりません。オーナー様の話によると、かなり大変な作業らしいです。「百聞は一見に如かず」といいますが、一見してから百聞したほうが話が早いし、解りやすいですよね。いつも触ったことの無い車などの損傷の具合を電話やメールでご連絡いただくのですが、やはり一度見てからお見積もりさせてくださいと答えております。迂闊にだいたいコレくらいでできますよ~って言ってみたものの、実際見てみると思わぬ罠があったりします。
実車を見ながら、作業方針などをご提案させていただくのがベストですね。
今回は、左フロントフェンダーを中心にその周辺の傷も修理する「部分塗装」をすることになりました。
さて、このエリーゼ。乗るのが大変です。ルーフが低いのとサイドステップが以上に分厚く、シートが低い。ハンドルを外さなくては乗り難いったらありゃしない(笑)。
でも、運転のしやすさには驚きました。フェラーリやポルシェとは違う一体感というか、軽快さが感じられました。やっぱ軽いからなのかな?
作業自体は通常通りのFRP補修と変わらず、割れている箇所はファイバーを貼っていき、ヒビが入っている箇所は徹底的に削っていきます。
結局、前廻りの半分を塗ることになってしまいましたが、綺麗に仕上げるにはこうするのがベストでした。
もう寒くなってきたので、塗装時の温度管理にも気を使います。季節の変わり目って塗り屋にとっては嫌な時期でもあります。シンナーの選択やガンの設定等、感覚の切り替えが仕上がりを左右してしまうのです。まあ夏場の暑い中、汗だくで塗装するよりは良いですけどね~。
I様、この度はエリーゼともう一台の修理をご依頼いただき誠にありがとうございました。 「サーキットはおもしろいですよ~」の一言に心が揺れ動いた兄弟でした(笑)。 エリーゼは無理かもしれませんが、いつかはデモカー兼遊び用の車を製作してみたいと思います。来年もサーキット走行を楽しんでくださいね!!
2010年11月16日 前田自工 | 個別ページ | コメント(2) | トラックバック(0)
関連記事
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: ロータスエリーゼだっ!
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://maeda-bp.jp/bp/mt-tb.cgi/178
コメント(2)
前田自動車のみなさん
お元気ですか。
依頼主のIです。
先日は本当にお世話になりました。
変な車とポンコツ2台とも
見違えるようになりました。
安くしてもらったにもかかわらず、
完璧な仕上がりで驚きました。
また、お世話になりたいような
なりたくないような複雑な気持ちですが、
ぶつけた時はまた宜しくお願いしますね。
PS
ちなみに変な車の方ですが、
純正シートに戻したので
あれでも乗り降りし易くなったんですよ。
I 様
コメントしていただいたのに承認が遅れてしまい申し訳ありません。
この度は2台も作業のご依頼ありがとうございました。
エリーゼに乗り込むなんて滅多に経験できないものですから、貴重な経験をさせていただきました。
工場に出入りしている業者の方々はエリーゼに釘付けでしたが、みんな口を揃えて「オネエチャンは乗せられないなぁ」と言っておりました(笑)。
確かに女性には不評かもしれませんが、運転している人が楽しめればOKな車ですよね。極端な話、コックピットが真ん中にあっても良い位だと思っています。
しかし、あのシートが純正だったとは・・・
いつでも遊びにいらしてください!!
前田自動車 スタッフ一同
コメントする