BMW X5のマッチペイント＆ACシュニッツァースポイラー - 前田自動車.jp

X5のバンパー下部やタイヤハウスモール・サイドステップは色が付いていない（素地）で、肌もボコボコしていますね。この部分を同色ペイントするのは定番となっておりますが、今回はACシュニッツァーのスポイラーも付けちゃいました。

シュニッツァーのエアロを取り寄せるために問い合わせたところ、国内在庫は最後の１セット。本国手配となってしまいますと１ヶ月以上待つ事になってしまうので即買いです。危なかった～（汗）

部品が到着するまでバンパー類を外しておきます。タイヤハウスモールはプラスチック製のリベットで留められているので、あらかじめ注文しておく必要があります。このリベット１個￥120します。その他、再利用できないクリップ類もあるので、それらも把握しておくことが必要ですね。

シュニッツァーのエアロを装着するにあたって、いくつか注意点があります。まず、エアロを塗装して組み付けるとどうしても素地部分とのバランスが関係してきます。要するに、エアロを組むと言う事は同色化が前提となってしまいます。バンパー下部の素地部分は殆ど隠れてしまいますが、タイヤハウスモールの延長に当たる部分は見えるので、素地部分をサンディングして肌を綺麗に作り直しておかなければなりません。

次に、装着には純正バンパーの一部をカットして更にエアロをエポキシ接着剤でガッチリ固定するので、簡単に外すことはできません。新品のバンパーを買わない限りノーマルに戻すことは不可です。ウレタン製なので、柔軟性には優れていますが修理しづらいのが欠点かも。スポイラー前後で定価￥300,000弱（無塗装）ですから、簡単には買い換えられませんよね～（笑）。

塗装も無事終わり、組み付けです。今回は同色化ついでにグリルとボンネットのダクトをエアロダイナミックパッケージに習って、マットシルバーに塗装しておきました。良いですね～キドニーグリル。

リヤバンパーを取り付ける際に社外のマフラーが邪魔していたので、取り外しが必要でした。こういう時にリフトってあると便利ですよねーイイ買い物しました。

バンパーを組んだ後、スポイラーを接着していきます。瞬間接着剤ではないので、テープなどでガッチリ固定しておかなければ隙間が空いてしまいます。フロントスポイラーに関しては、いかにシュニッツァーと言えどもフィッティングはあまり良くありませんでした。ので、何度も削っては仮合わせの繰り返し。ここでミスったらシャレにならないので、慎重に作業を行います。

いかがでしょうか？相当かっこいいですよ、これ。お客様も愛車の変わり様にとても感激しておられました。ローフォルムが強調され、迫力が増しましたね～。夏タイヤには２０インチのアルミを履いている様なので、春が待ち遠しいですね！

X5の素地部のマッチペイントは部品代を入れて、￥200,000ほどでお請けいたしまします。同色化をお考えの皆様、お待ちしております。

と言うわけで、今年最後のお客様のお車も無事納車できまして仕事収めとなりました。今年も多くのお客様がホームページを観てくださり、ご入庫していただきまして本当にありがとうございました。スタッフ一同感謝の気持ちで一杯です。ホームページでご紹介できた作業例は少なかったかもしれませんが、記事を通じて板金塗装という技術を知っていただければ幸いです。

この一年はとても貴重な時間でした。色々な作業を経験する中で、前田自動車の改善すべき点を多く発見できたことは大きな収穫となり、我々の意識も改善できたのではないかと思います。来年度は、作業の効率化、更なる品質の向上、ブログのこまめな更新を目指しがんばろうと思いますので、宜しくお願いします。 お正月休み中のお問い合わせのお返事は、来月５日からとなりますのでご了承ください。それでは良いお年を！！

前田自動車　スタッフ一同