ステージアを全塗装（後編） - 前田自動車.jp

えーっと、まず先にドアやフード・リヤゲートなどを外して、ボディー内側とルーフ・ラジエターコアサポート・クォーターパネルを塗装しちゃいます。

前回のインプレッサと違って色が濃く、別々に塗っても色違いが出にくい色なので、このようにやらせていただきました。僕的には理想の塗装だと思います。

ドアも今回は裏表同時に塗装できました。塗り残しが無いよう集中して作業します。この時は他の仕事も溜まっていたり、なんせタイヤ交換の時期真っ盛りでしたので、ステージアの塗装はいつもその日の最後にするようにしていました。

納期は十分すぎるほど頂けたので一気に塗らず全パネルを計４日掛けて塗り上げることができました。乾燥にも十分な時間が掛けられましたので、クリヤーがきちっと硬く締まっています。

乾燥したパネルを組み付けて、チリの調整などやっておき磨きに入ります。

まー毎度のことですが、塗装時におけるゴミの付着が一番の悩みの種です。

特にこの時期は乾燥しているので、静電気が発生しやすく非常にホコリが着きやすい。ブースに水をまいたり、色々対策はやっているのですが100％ゴミやホコリをシャットアウトというのは無理です。

最新式のブースなら極限までシャットアウトできるかもしれませんが。このゴミの除去をするのが大変なんです。

全パネル隈なく見てペーパーでゴミを除去。このペーパー跡をコンパウンドで磨き上げていくのですが、今回のような濃色はペーパー目がよく目立ち、何度も磨いてはチェックしていきます。クリヤーも硬いので肌調整も大変です。

パネルを磨き上げたら、ルーフレール、ドアのキャッチ、バンパー・ステップ類、モール類をドンドン組みつけては磨いていき、丸１日以上かけて磨きまくりです。

フロントバンパーにはフォグランプの穴以外にエアダクトが４つありまして、お客様のご要望によりメッシュを貼ることになりました。今まではただ穴があいていただけだったんですね。

メッシュを探しにホームセンターを色々回りましたが、こういうときはやっぱりジョイフルＡＫですね。探していたメッシュが￥1200で買えました。元色はシルバーだったのでブラックに塗装して、貼り付けます。やっぱメッシュがあるとカッコイイですね。

いよいよ納車となりました。入庫時と違って札幌はスタッドレス無しには危険な状態でしたので、スタッドレスに履き替えて納車です。いつもお客様に車をお渡しするときは緊張しますが、大変喜んでいただき安心しました。

特に奥様に「このお店にして正解でした！」とうれしいお言葉をいただき、本当にやって良かったです。

Ｋ様、この度は遠くから何度も足を運んでくださり、誠にありがとうございました！色々お土産もいただいちゃいまして、ごちそうさまでした。

このステージア、大事にしてください。ちょっと距離はありますが、これからも長いお付き合いをよろしくお願いします。

今回のステージア全塗装にかかった費用は￥440000です。ガラス脱着費用・小部品の交換・エアロの組み付け調整・ヘッドライトのクリーニング・ステップ周りのチッピング塗装など、すべて込みの金額です。