エスティマ復活計画 - 前田自動車.jp

今回は、ＡＣＲ40Ｗエスティマアエラス　Ｓエディションのリフレッシュを行いましたので、その模様をお届けします。まず、ヤラれていたのは前後バンパーとサイドパネル。バンパーは割れや変形が酷く、交換も考えましたが、ここは修理で対応することに。

各ドアに付いているサイドパネルは、ぶつかったはずみでクリップやリテーナー類が外れてしまい、プラプラしているものもありました。リテーナー類は再使用できなくも無いのですが、また外れてしまう可能性があるので新品を用意しました。

バンパー類を外した後は、ボディーのチェックです。左フロントフェンダーに大きなヘコミと、全体的に洗車傷がありますね～。ボンネットには飛び石による傷も多数見受けられました。ボディーの板金はフェンダーのみにして後はポリッシングで輝きを取り戻します。ブラックは磨きが大変ですが、ガッチリ綺麗にしてみせますっ！

早速、バンパー類を下地処理して塗装に入ります。パーツ数は全部で１０点。焦らず丁寧に塗っていかなくては綺麗な肌は再現できません。せっかく綺麗に下地を作ってくれても塗装で失敗すれば台無しです。

いくつもの工程を確実に行わなければ良い出来にはならないので、ササっと簡単になんて塗れる訳がありません。ヒジョーにシビヤな世界です。中には塗料と会話しながら塗装していく神がかった職人さんもいるらしい（笑）です。元巨人の桑田がボールに話かけるのと同じかもしれませんね。僕はまだその領域には届いておりません（笑）。ひたすら経験を積むのみです。

今回、お客様の持ち込みでリヤバンパーにバックセンサーを装着することになりました。付属のホールソーで穴を空け、センサーを取り付けます。元々、バンパーの裏にはメーカーオプション用のバックセンサーの取り付け位置が記されております。そのマークを目安にすれば、位置に迷うことはありませんね。

配線を束ね、コントロールユニットに繋ぎ、電源をバックランプの配線から取ります。後は運転席までインジケータパネルの配線を這わせ、お好きな位置にインジケータを付けるのみです。やはり今の時代、バックモニターかバックセンサーは必須ですね～。

塗装をしている最中、ボディーは綺麗な肌へと生まれ変わっておりました。う～ん、良いですね～。くすんでいたボディーだった頃と比べてこの景色の写りこみの差、お分かりいただけたでしょうか？濃色はこれが病みつきになるんでしょうね。コンディションを保つのは大変ですが、ピカピカになったときの喜びは最高です。お客様にも大変喜んでいただけました。

Ａ様。この度はありがとうございました。同じエスティマ乗りとしてこだわって作業させていただきました(笑)。また、ロードバイクのアドバイス、ありがとうございました。とても参考になりました。いつかご一緒できるようトレーニングに励みますね。そのときは宜しくお願いします！！