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希少車!X-90を全塗装しました
大変お久しぶりです。お盆休みからすっかり更新していませんでしたね・・・。すみません。サボっていました。
完全に個人的な言い訳をしますと、先日のツールド・北海道の市民レースに参加するため、仕事後にトレーニングしていたからです(笑)。トレーニングする→疲れて早く寝る→ブログ書けない・・・と言った図式が成り立つわけで。ツールの結果は後ほど(笑)。
さて、今回の全塗装はスズキのX-90(エックス ナインティーと読む)の色変えです。
日本では1400台ほどしか出回っていない希少車のようですね。エスクードベースらしいのですが、ルーフがTバールーフという脱着可能なルーフが特徴です。
もともとはブラックメタリックだったのですが、色褪せや補修暦のある箇所が劣化していまして、クリヤーが剥がれている箇所が多く見受けられました。 新しく塗る色はガンメタが良いということで、カラーサンプルから選んでいただいたカラーはレンジローバーのディフェンダーに採用されているガンメタに決定! 多少赤味の効いた細かめのメタリックです。
早速、バラシ&板金を進めていきます。ボンネットやリヤウィングは劣化が酷く、総剥離が必要でした。ウォッシュプライマーを塗り、酸化を防ぎます。
今回、ちょっとびっくりしたのはフロントバンパー。実はこれオーナー様が自作した物なんです。カローラのバンパーをベースに製作したらしいのですが、実に見事な出来栄えでして社外品かと思いました。
僕も愛車のエスティマのバンパーを何度か自作してみようかと考えたことがあったのですが、面倒くさくなってやめました(笑)。相当のやる気が必要ですよ。
そんなこんなで、塗装へ。今回はボディーの内側も塗装するので、ドアとトランク、ルーフは外した状態で1回目の塗装です。ボンネットとトランクの裏側は「純正の内板色」がキレイな状態でしたので塗装はしません。 ボディーと左右のドア裏を一気に塗ってしまいます。
翌日の乾燥後、左右ドアの表側、トランク、リヤウィング、左右サイドミラー、ルーフを塗り上げていきます。 こういうとき、小さい車っていいですね。ドアも2枚なのでちょっとは楽です。ただしドアは激重ですが。2ドアの車って4ドアのスペースに余裕をもってバランス良く収まっている訳ですが、ドア一枚分の重さってパンパじゃないんです。ですから、古いクーペなんかでドアの閉まりが悪くなった経験はないでしょうか?あれはドアの重さでヒンジの付け根が変形してきたせいなんですね~。
塗装も終わり、組み付け&磨き作業を一通り終え、あとはエンブレムとステッカーを貼るだけ。ステッカーに関してはもう在庫が無いと思っていましたが、奇跡的にありました。
この年代の車はそろそろ部品の在庫が無くなりつつあるので、注意が必要です。
現に、今入庫していますカプチーノのルーフパネル周辺のモール類は生産中止みたいですよ。
全ての作業を終え、無事納車・・・かと思ったのですが、エアコン、オーディオ、ルームランプが点かないなどの電気系統のトラブルが発覚!ヒューズが飛んじゃってます。 残念ながらウチでは原因を特定できなかったので、掛かりつけのショップに診断してもらいました。どうやらトランクルームへの配線が怪しかったようですが、ショートした形跡は見られず。結果的には直ったのですが、電気系のトラブルって予期せぬところで発生するから怖いです。
M様この度は、全塗装のご依頼、誠にありがとうございました。
納車の際にはシャレにならない事態に焦りましたが、無事納車できまして安心です。
滅多に遭遇しない希少車を全塗装できて、面白かったです。特にガンメタは大好きな色なので、出来上がりが楽しみでした。
今後とも宜しくお願いします。
2010年9月28日 前田自工 | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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